Can2Life

キャン△ツー

日本の名道を紹介していくブログ-cam△tou

自然と物語が織り成す尻屋崎の魅力【尻屋崎道路】

尻屋埼灯台

尻屋崎道路/県道6号線

一日の始まりは、早掛レイクサイドヒルキャンプ場から。湖の静かな水面に映る朝日の輝きが目を覚まし、テントから出るとひんやりとした空気が肌を引き締める。コーヒーの香りを楽しみながら、地図を広げて今日の冒険の始まりに心躍らせる。

第一の目的地はむつグランドホテル 斗南温泉 美人の湯。バイクを走らせ、風を感じながらむつグランドホテルへ。到着すると、美人の湯と名高い温泉にゆっくりと浸かり、旅の疲れを癒す。温かい湯に包まれながら、これからの旅路を思い描く。温泉後のリフレッシュ感は、次の目的地への意欲をさらに高めてくれる。

次のステージは寒立馬放牧場。再びバイクに跨り、草原を目指して走る。寒立馬放牧場に到着すると、自由に草を食む馬たちが目に入る。馬たちののんびりとした様子を見ていると、心が癒される。自然と動物たちの共生するこの場所は、まるで別世界だ。

最後の目的地は、尻屋埼灯台。バイクを走らせ、海沿いの道を進むと、堂々とした灯台が姿を現す。灯台から望む広大な海の景色は、旅の締めくくりにふさわしい絶景だ。海風を感じながら、この瞬間を心に刻む。

こうして、一日のツーリングは終わりを迎えるが、心には満足感と次の冒険への期待感が残る。尻屋崎道路の旅は、自然と共に過ごす贅沢な時間だった。

早掛レイクサイドヒルキャンプ場

早掛レイクサイドヒルキャンプ場

料金など、利用に必要な情報はホームページの通り。最寄りのコンビニやスーパーまでは車で7分ほどだ。夜7時には出入り口のゲートが閉じてしまうため、食糧は先に調達しておくと良いだろう。自販機はあるけれど、ジュースのみでお酒や食料はない。

管理人室は24時間開いているので、安心感はある。11月から4月までは冬季閉鎖。夜はそこそこ冷えるので、寝袋は最低気温プラスアルファ用をおすすめする。 心の中で時計の針が進む音が聞こえるような静寂の中で、準備を整え、旅を楽しんでほしい。

むつグランドホテル 斗南温泉 美人の湯

むつグランドホテル

日帰り温泉で訪れました。8号線沿いの丘の上にあり、むつの街を見下ろせる場所です。

施設は清潔で、フロント、休憩スペース、浴場、ホテルへの出入口があります。料金は600円。シャンプーとボディーソープも完備されており、洗い場は32席。内風呂は2つあり、大浴場には寝湯ジャグジー付きの電気風呂が完備されています。広いサウナにはテレビがあり、水風呂と広い露天風呂もあります。お湯はやや黒っぽく、独特のとろみがあります。

露天風呂では立てばむつの街を一望できます。ビンのコーラが100円、ラムネが110円と非常にリーズナブル。お風呂から上がった後、肌が驚くほどスベスベになりました。

広がる湯けむりの向こうに、静かな街の風景が広がっています。温泉に浸かりながら、一瞬にして日常の喧騒を忘れ、心も体もリフレッシュしました。まるで時間がゆっくりと流れているかのような、贅沢なひとときでした。

寒立馬放牧場

尻屋崎

数年前までは放牧されていて、自由に近寄ったり触れたりできたようですが、一部の心ない人々がルールやマナーを守らなかったため、今では柵が設けられ、自由に近寄ることができなくなったようです。

それでも、人と動物の距離をなるべく近く保ちながら共存していきたいと願っています。その太くてしっかりした脚、力強く走る姿。初めて寒立馬(かんだちめ)を見ることができました。その瞬間、感激の気持ちが胸に広がりました。

自然と共に生きる彼らの姿を目の当たりにすると、日常の喧騒から解き放たれたような心地になります。広がる草原の中で、静かにその力強い存在を感じることができたのは、まさに特別なひとときでした。

尻屋埼灯台

尻屋埼灯台

2018年から一般公開が始まったようです。発光部直下までは128段の狭い螺旋階段を登る必要があります。2024年の公開は11月10日までですが、荒天時には公開が中止されることもあります。

発光部を中心に360度の展望が楽しめます。尻屋崎は津軽海峡と太平洋の狭間に位置しているため、天候、風向き、潮流により毎日違う景色が広がります。尻屋崎周辺は放牧地であり、夜間の海産物密漁防止のため、夜間はゲートで閉鎖され、立ち入りはできません。

毎日のように変化する景色は、その時々の空気の中に新たな物語を織り成しているように感じられます。厳しい自然の中で生まれる風景は、何か特別なものを見たという感覚を与えてくれます。