早朝、ファミリーマート土佐市宇佐店でキャンプの必需品を調達し、太陽が昇り始める時間にバイクのエンジンをかけた。静寂の中、風を切りながら目指すは帷子崎展望台。
道中、風が木々を揺らし、海のさざめきが優しく耳に届く。海の青さが増し、水平線が広がる景色に心が洗われるような感覚。帷子崎展望台に到着すると、そこには広がるパノラマビューが待っていた。鳥のさえずりとともに、しばし自然の壮大さに心を奪われた。
展望台からの眺めをじっくりと堪能し、再びバイクを走らせてロゴスパークシーサイド高知須崎へと向かう。道路のカーブに合わせたリズムに、心地よいライディングを楽しむ。道中、ふと見つけた秘密のビーチに立ち寄り、波打ち際でのひとときに身を任せた。
そしてついに、ロゴスパークシーサイド高知須崎に到着。海辺にテントを張り、キャンプファイヤーの灯火を囲んで一日を振り返る。星空の下、焚き火の温もりに包まれながら、今日の旅を心に刻む。
自然と一体となり、自分自身と対話する時間。横浪黒潮ラインのソロキャンプツーリングは、そんな静謐でありながら深遠な冒険だった。
帷子崎展望台
高知の海岸線は、その雄大さと美しさで心を奪います。波打ち際が眼下に広がり、水面下の岩と水の色が調和し、美しい景観が広がるのです。
屏風のような急傾斜の山並みと広がる海が、一望の下に収まります。ここへ至る道は、曲がりがきつく、直線は少なく、アップダウンに富んだ魅力的な道。カーブが続き、勾配も厳しく、曲線が長く伸びて、「このカーブ、一体どこまで続くのか、ええ加減にせんと回転しちゃうぞ」と心の中でつぶやきながら走る瞬間もあります。
展望台に到着すると、非日常の景色が待っています。山頂からの眺めは一服の清涼剤。頂上付近にはトイレと駐車場も完備されており、休憩に最適です。
ロゴスパークシーサイド高知須崎
高知の海岸に面したアウトドアブランドLOGOSの高規格キャンプ場。そこには、四つのコンテナハウスと、それに加えて一般14区画とシーサイド5区画のテントサイトがありました。
施設は非常に快適で、テントサイトは広々とした10m×10mの区画、お湯の出る流し台や電源(15A)が完備されています。清潔なトイレとシャワールームも備えられており、気象条件が悪いときはここで眠りたくなるほどです。
チェックインは14時、チェックアウトは11時半という、一般的な高規格キャンプ場と同じ利用時間が設定されています。スタッフはフレンドリーで、過ごしやすさが際立ちます。もっとゆっくりと利用したいと感じるものの、アーリーチェックインやレイトチェックアウトが不可能なのが唯一の残念な点です。
キャンプシーズンの週末はほとんどが予約で埋まるため、早めの予約をおすすめします。LOGOSの高規格キャンプ場は、自然の中での贅沢な時間を提供してくれる場所でした。星空の下で焚き火の灯火が揺れる夜、波の音を聞きながら心地よい眠りにつく至福のひとときが待っています。