Can2Life

Can2Life

キャンツーライフ

東北の自然と文化【名道リスト】

東北地方。その名は、美しい自然と伝統的な文化が息づく土地です。私は、古いヘルメットをかぶり、バイクのエンジン音を胸に響かせながら、この地を巡る旅に出ました。 磐梯吾妻スカイラインの曲がりくねった道、西吾妻スカイバレーのスリリングなヘアピンカーブ、蔵王エコーラインの絶景の「御釜」。どの道も、魅力的で、心を奪われるものばかりでした。 そして、男鹿半島のナマハゲ、寒風山の阿蘇のような風景、八幡平アスピーテラインの温泉パラダイス。東北の四季折々の風景が、私の心を豊かにしてくれました。 さあ、風と道に乗り、東北の素晴らしさを感じる旅が始まります。

青森県

尻屋崎道路/県道6号線

尻屋崎道路

青森県の尻屋崎道路は、本州最北東端にある尻屋崎に向かう美しいドライブルートです。この道路は、海岸線を走りながら自然の景色を楽しむことができるツーリングスポットとして知られています。尻屋崎は津軽海峡と太平洋に囲まれた台地状の岬で、真っ白な姿の灯台が立っています。この灯台は140年以上も守り続けてきたレンガ造りで、日本一の高さを誇ります。激しい潮流や濃霧が発生しやすいため、船舶の座礁や遭難が多かった場所でもありました。尻屋埼灯台までの区間は開放された牧草地が広がり、寒立馬(かんだちめ)が放牧されています。寒立馬は厳しい冬にも耐えられる品種改良された馬で、観光客に楽しみを提供しています。尻屋埼灯台への入り口ゲートの開閉時間に注意しながら、美しい景色を楽しむドライブをお楽しみください。

DATA

総延長:約7km

道の駅:なし

アクセス:青森市街地からは国道4号〜県道257号〜県道279号〜県道6号

冬季閉鎖:12月~3月末 

※夜間閉鎖ゲートあり

龍泊ライン/国道339号線

龍泊ライン

龍泊ラインは、青森県津軽半島を縦断する国道339号線の一部で、北部にある龍飛崎から小泊までを結ぶ約20キロの人気のドライブルートです。この美しい海岸道路は、荒々しい日本海を眺めながら走ることができ、途中には七ツ滝という清涼感あふれる滝もあります。ただし、冬期間は閉鎖されているので、訪れる際は注意してくださいね。

DATA

総延長:約25 km

道の駅:みんまや、こどまり

アクセス:津軽自動車道五所川原北IC~国道339号

冬季閉鎖:11月中旬~4月下旬

大間越街道/国道101号線

大間越街道

大間越街道(おおまごしかいどう)は、秋田県能代市から日本海沿いに青森県弘前市に至る街道です。江戸時代から、秋田藩領と津軽藩領を結ぶ重要な交通路として栄えていました。国道101号線の一部でもあります。このルートは、海岸線をより近くに感じられる秋田から青森へのツーリングにおすすめです。秋田県能代市を過ぎると交通量は減り、信号機も少なく快走路となります。約100kmにおよぶルートの途中には大間越、十二湖、白神山地、不老不死温泉、千畳敷きなど、味のある観光スポットが多数点在しています。夏から秋がおすすめのシーズンです。また、この街道に沿って走るJR五能線と並走することもあります。

DATA

総延長:約100km

道の駅: みねはま、はちもり、ふかうら

アクセス:秋田自動車道・能代南IC~国道101号

冬季閉鎖:なし

十和田ゴールドライン/国道103号線

八甲田・十和田ゴールドライン

八甲田・十和田ゴールドラインは、青森市と十和田湖を結ぶ国道103号線の一部で、通称「ゴールドライン」と呼ばれています。この美しいドライブルートは、木々に囲まれたワインディングロードから、八甲田山や奥入瀬渓流、十和田湖などの雄大な自然景勝地を楽しめます。春の開通直後にできる雪の回廊も人気ですが、11月下旬から3月の冬期は通行止めとなります。青森ならではの秘湯を目指して訪れるのも良いかもしれません。四季折々の表情を見せてくれる魅力あふれるコースで、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

DATA

総延長:約19km

道の駅:奥入瀬

アクセス:青森自動車道・青森中央IC~国道103号

冬季閉鎖:11月下旬から4月上旬

奥入瀬/国道102号線

奥入瀬

国道102号線は、青森県の弘前市から十和田市に至る一般国道です。この道路は、津軽地方の中心都市である弘前市から十和田湖を経由して南部地方内陸部の十和田市に至るルートを取っています。主な通過地は、黒石市と平川市の東部で、奥羽山脈を越える区間は「十和田道」とも呼ばれる山岳道路です。津軽側では黒石温泉郷、十和田湖北岸、南部側では奥入瀬と奥入瀬渓流温泉(旧十和田湖温泉郷)を経由します。現道に並行するバイパス道路もあり、十和田市内には奥入瀬バイパス(惣辺バイパス)があります。この国道は、青森県を代表する観光スポットである奥入瀬渓流を通ることでも知られています。

DATA

総延長:約14km

道の駅:なし

アクセス:  

青森から/十和田ゴールドライン  

秋田から/東北自動車道・十和田IC~国道103号または、小坂IC~県道2号

冬季閉鎖:なし(積雪状況で閉鎖あり)

津軽岩木スカイライン

津軽岩木スカイライン

津軽岩木スカイラインは、青森県で初めての有料自動車道で、県道弘前~鯵ヶ沢線の嶽温泉をすぎ、羽黒温泉郷付近から岩木山の8合目まで上る有料自動車道です。この全長9.8キロメートルのスカイラインは、69か所ものカーブが続く難所ですが、登りきった先には津軽半島や七里長浜などを見渡す絶景が待っています。岩木山の8合目からリフトで約10分で9合目へ行くこともでき、山頂までのヒルクライムもおすすめです。営業期間は4月から11月までで、積雪状況により変更されることがあります。ただし、津軽岩木スカイラインは自動車専用道路で、歩行や自転車は通行できませんのでご注意ください。

DATA

総延長:約9.8km

道の駅:津軽白神

アクセス:  

鯵ヶ沢~県道3号  

東北自動車道 大鰐弘前IC~弘前南部広域農道(アップルロード)~県道3号

通行料金:バイク/1000円

冬季閉鎖:11月中旬~4月下旬

秋田県

寒風山パノラマライン/県道55号線

寒風山パノラマライン

寒風山パノラマラインは、秋田県男鹿半島の根元部に位置する標高355メートルの寒風山を中心に走る美しい道路です。この道路は、なだらかな勾配と直線基調を持ち、運転しやすい特徴があります。寒風山周辺は保水力の低い土地で、高木は少なく、夏には美しい緑の草原が広がります。秋には紅葉が美しく、冬には雪景色も楽しめます。寒風山パノラマラインは、自然愛好家や風光明媚な景色を楽しむドライブ好きにとって、必訪のスポットです。また、寒風山展望台からは360度の大パノラマで入道崎や白神山地、鳥海山などの景色が一望できます。ぜひ訪れてみてください!

DATA

総延長:約10km

道の駅: てんのう、ことおか

アクセス:秋田自動車道・昭和男鹿半島IC~国道101号~県道54号

冬季閉鎖:なし

八幡平アスピーテライン/県道23号線

八幡平アスピーテライン

八幡平アスピーテラインは、岩手県と秋田県にまたがる高原「八幡平」を横断する全長約27キロメートルのドライブルートです。この美しい道路は、茶臼岳の山腹を縫って走り、南に岩手山が広がります。樹林の中には青い湖沼やアオモリトドマツの枯れた木々があり、八幡平ならではの景観を楽しめます。特に、冬期間の通行禁止が解除される4月中旬ごろには、「雪の回廊」と呼ばれる景色が広がります。道路の両側に数メートルの雪が残っているさまは、この時期にしか見られない貴重なものです。通行可能期間は4月中旬から11月上旬で、ただし、凍結の危険がある場合は通行止めになることがあります。

DATA

総延長:約35km

道の駅:にしね

アクセス:  

岩手側/東北自動車道 松尾八幡平IC~県道45号  

秋田側/国道341号~県道23号

冬季閉鎖:11月~4月初旬

山形県

鳥海ブルーライン

鳥海ブルーライン

鳥海ブルーラインは、山形県と秋田県にまたがる観光山岳道路で、海抜ゼロから一気に標高1,100メートルにかけて鳥海山の新緑、紅葉、景色を楽しむことができます。この道路は日本海を望む国道7号線と、秋田県にかほ市、山形県遊佐町とを結ぶ観光用バイパスとも言える一大迂回路となっており、山形県側はブナ林の中を、秋田県側は広大な鳥海山麗の草原を左右に迂回しながら登る道路です。眼下には日本海の青い海と遠くに飛島、佐渡を眺め、男鹿半島を望む雄大な視界を楽しみつつ、総延長34.9キロメートルの快適なドライブコースとなっています。近年は自転車で通行される方も多く、スピードを抑えて安全運転での走行にご協力をお願いいたします。

DATA

総延長:約40km

道の駅:鳥海、きさかた

アクセス:  

・山形側/日本海東北自動車道・酒田中央IC~国道7号線  

・秋田側/日本海東北自動車道・象潟IC~県道58号

冬季閉鎖:11月上旬~4月なし

宮城県

牡鹿コバルトライン/県道220号線

牡鹿コバルトライン

牡鹿コバルトラインは、宮城県にある半島を縦断する県道220号線のことです。1971年に有料道路として開通しましたが、1996年に全線無料化されました。この道路は金華山への入り口であり、鮎川と女川を結ぶ全長約30kmの美しいドライブコースとして知られています。標高が高いため、素晴らしい景色を楽しみながら快適なドライブができます。

DATA

総延長:約30km

道の駅:上品の郷、シーパルピア女川(復興の複合商業施設)

アクセス:三陸自動車道・石巻女川IC~国道398号

冬季閉鎖:なし

蔵王エコーライン/県道12号線

蔵王エコーライン

蔵王エコーラインは、蔵王連峰を東西に横断する山岳観光道路で、宮城県と山形県をつなぐ道路です。昭和37年11月に開通しました。この道路は四季折々の美しい景色が楽しめます。4月下旬から5月中旬頃までは雪の壁が両脇にせり立ち、雪の回廊が見られます。夏にはマイナスイオンたっぷりの新緑、秋には赤や黄色に燃える紅葉を愛でながらドライブできます。ただし、毎年11月初旬から4月下旬までは冬期通行止めとなります。

DATA

総延長:約55km

道の駅:村田

アクセス:  

宮城側/東北自動車道 白石IC~国道4号~県道12号  

山形側/東北中央自動車道 山形上山IC~国道13号~県道12号  

※西蔵王高原ライン~蔵王ラインを使うルートもある。

冬季閉鎖:11月初旬~4月下旬

福島県

磐梯吾妻スカイライン/県道70号線

磐梯吾妻スカイライン

「磐梯吾妻スカイライン」は、福島市から磐梯高原に通じる山岳観光道路で、吾妻連峰や蔵王連峰などの雄大な景色が楽しめます。全長約29キロメートルで、最高標高1,622メートル(平均標高1,350メートル)の山岳道路です。日本の道100選にも選ばれており、天空の絶景ドライブを楽しめることで知られています。春から秋にかけて、さまざまな景観を楽しめるので、ぜひ訪れてみてください!

DATA

総延長:約50km

道の駅:つちゆ、裏磐梯

アクセス:  

高湯温泉側/東北自動車道・福島西IC~国道115号~県道5号~県道70号  

土湯峠側/東北自動車道・二本松IC~国道459号 冬

季閉鎖:11月中旬~4月上旬

磐梯山ゴールドライン/県道64号線

磐梯山ゴールドライン

磐梯山ゴールドラインは、福島県耶麻郡磐梯町から北塩原村へ至る美しい観光道路です。この道路は、磐梯高原と歴史的な会津をつなぎ、磐梯山の全景や猪苗代湖などの壮大な風景を楽しむことができます。磐梯山爆裂火口の絶壁や猪苗代湖の美しい景観など、訪れるたびに新しい発見があります。ゴールドライン沿いには多くの観光名所もあります。例えば、以下の場所があります。

望湖台(もちこだい): 磐梯山の爆烈火口壁が間近に見られ、磐梯山や猫魔ヶ岳、雄国沼への登山口としても人気です。

まぼろしの滝(とび滝展望台): 滝まで入れる遊歩道が整備されており、滝の飛沫を浴びながら幽玄の趣を味わえます。

山湖台: 猪苗代湖の姿が一望できる絶好のポイントで、磐梯山や猫魔ヶ岳も見られます。

雄国沼: 猫魔ヶ岳の西麓にある火口湖で、レンゲツツジやニッコウキスゲが咲き乱れる天上の楽園です。

この道路は美しい風景を楽しみながらドライブするのに最適です。秋には紅葉に彩られた山並みをオープンカーで走り抜けることもできます。ぜひ訪れてみてください!

DATA

総延長:約19km

道の駅:ばんだい、裏磐梯、猪苗代

アクセス:磐越自動車道・磐梯河東IC~県道64号

冬季閉鎖:11月中旬~4月中旬

西吾妻スカイバレー/県道2号線

西吾妻スカイバレー

西吾妻スカイバレーは、桧原湖の北岸と山形県白布温泉を結ぶ全長17.8キロメートルの山岳道路です。この道路は澄んだ空気の中を走り、ブナの原生林に囲まれており、紅葉のシーズンには東北でも屈指の美しさを誇るスポットとなっています。途中、白布峠からは磐梯山や桧原湖が望め、滝展望台からは赤滝や黒滝の瀑布、渓谷美を楽しむことができます。冬季閉鎖が解除され、観光客にとって魅力的な場所となっています。

DATA

総延長:約18km

道の駅:裏磐梯

アクセス:

・山形側/東北中央自動車道・米沢八幡原IC~県道2号

・福島側/ 磐越自動車道・猪苗代磐梯高原IC~国道115号~国道459号~県道2号

冬季閉鎖:11月中旬~4月中旬