幸福の世界

幸福の世界

新型コロナウイルスの感染が広がり、瞬く間に多くの命が失われ、日常生活が奪われた。人々は、激変する世界をどのようにとらえているのだろうか。

マザー・テレサが子供たちを救う女神だと思いますか?真実を知ったとき、私は軽蔑に変わった。

マザー・テレサノーベル平和賞を受賞したのは、貧困と病気で苦しむ人々を救うために生涯を捧げたからである。1910年生まれの彼女は、18歳で修道院の教師として当時の英領インドに渡り、そのまま現地に滞在してインドの貧富の差、飢餓、病気の現実に直面した。

彼女は学校、孤児院、そして死を目前にした人々をケアするホスピス「死を待つ人の家」を開設した。

世界中の人々の共感を呼び、彼女の遺志を継ぐ聖職者は世界100カ国に4000人ともいわれる。