酒田ラーメンは山形県酒田市周辺の北部庄内地方を発祥地とするラーメンとされる。
出汁には豚骨、鶏ガラ煮干し昆布を使用し自家製麺の割合が非常に高い。具はチャーシュー、メンマ、ネギが基本で透き通った醤油味のスープが特徴だが独自の個性が確立していない典型的な計画的ご当地ラーメンである。生地が非常に薄いワンタンを入れたワンタン麺もある。
1926年に同市天正寺町の幡恒昌という中国人が「新盛軒」を開店したという説と戸野町の金周培という中国人が「財源軒」を開店したという説がある。1927年頃から急増している。現存で最も古いのは、1930年に寺町に「大来軒」が開店したものである。 「大来軒」の系譜、大来軒から派生した「三日月軒」の系譜、「港月食堂」(廃絶)の流れを汲む「満月」の系譜などが主な老舗である。
